2005年12月01日

どこまで上がる、金相場

<以下は11/28月曜日発行のメルマガ内容です>

世界的に金相場の高騰が続いています。
東京工業品取引所のチャートは以下の通りです。
http://www.fuji-ft.co.jp/newspaper/frame_kin.htm
(画面左の「東京金・チャート」をクリックしてください。)

9月上旬からの3ヶ月弱で、400円近く、今月だけでも200円上げて
います。

9月の時点では本証拠金が1枚当たり(金1000g)6万円でしたから、
(10月以降は1枚あたり7.5万円)
400円上がったということは、6万円が40万円になっているという
ことですね。

例えば、9月1日に8月限月(1557円)を10枚・60万円購入した人は
11月28日現在1959円ですから、(1959円−1557円)×1000円×10枚
=4,020千円と、6,7倍に増えていることになります。

当時ある方から、「金は第二の原油相場になりますよ」という話を聞いて
いましたが、まさか短期間でここまで来るとは思っていませんでした。

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私自身も、「初めての商品先物取引」メルマガを発行している以上、
初心者向きと言われる金への投資をしています。

貧乏人の性(さが)でしょうか、ある程度上がると買い玉を売り決済し、
「ここまで来たから、そろそろ調整が入る(いったん下がる)だろう」
と利食いして、「また少し程度下がったところで買いを入れよう」と
取り組んできましたが、際立った調整局面もないまま、上がってきて
しまいましたので、結局買い玉は少ない枚数しか残っていません。

それでも利益がそれなりに出ているわけですから、文句は言えませんが
人間欲が深いもので、なんとなく機会損失したような気になるものです。
(ピーク時は90枚ほど持っていましたので。)

金は日頃は動きの少ない銘柄ですから、デイトレード向きではなく、
ある程度の期間保有してほったらかしておく投資スタイルに向いている
と言われます。

私は以下の会社のトレーダーコースでもやっていますので、どうしても
動きのある画面を見ていると、売買をしたくなってしまうのです。
http://tinyurl.com/bnfwo

まあ、今年の夏頃から金を購入して、ニンマリしている人が世間にたくさん
いることでしょう。

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さて、ここまで来た金がいったいどこまで上がるのか?ということです
が、心理的には買いづらい価格になっているのは事実です。
(いいかげんそろそろ下がるのではないか、という心理が起こります。)

一方、本日(11/28)の商いは、06年10月限が29万枚弱、全限月で
36万枚という、ニューヨーク市場並みの大商いでした。

ブームがブームを呼ぶスパイラルに入っているという見方もできます。

また、金は他の銘柄のような需要と供給が市場価格形成する消費財とは
一線を画し、一般消費者が貯蓄することにも価値がある銘柄ですので、
ファンド筋の動き以上に雪崩現象を起こす可能性を持っているのかも
しれません。

特に、経済発展を遂げている国の富裕層、インフレ懸念のある国の資産家
などは、金は蓄財の大きな選択肢です。(この辺は以前に触れた通りです。)

ガソリンやトウモロコシを一般消費者がストックしておくことは考え
られませんですよね。

ということで、ニューヨークの500ドル台乗せ、日本の2000円台突破、
がどうやら現実的になってきたのではないでしょうか?

ただ、「峠が険しいほど、谷は深い」と一般的に言われているので、
決済のタイミングも難しいところです。(個人的には今の金の場合は
谷は深くないと思っていますが、こればかりは??)
posted by KATSU at 20:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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